みなさんこんにちは。i-form完全個別対応授業担当講師の渡辺です。
前回まで、すぐに「わからない」「できない」という子供についてお話ししました。
今回からは、そういった子どもへの対処法についてお話しします。
「考えない子ども」に考えさせる方法は一つしかありません。
「自分なりの答えを提出させ続ける」ことです。
i-formではそのために何をしているのか、その方法をご紹介します。
方法は次の3つです。
①言葉の意味を答えさせる
②音読
①言葉の意味を答えさせる
考えるには、まず言葉を知らなくてはなりませんが、
ことばの意味をあやふやにしている子供は多いです。
ですので、生徒があいまいなことを言った時には
言葉の意味をはっきり答えさせます。
例えば、正方形・長方形・直方体・立方体の違いがはっきりしていない生徒がいました。
この生徒は平面と立体との区別がついていません。
また整った形と不均衡な形との区別がついていません。
本人は区別がついていると言い張ります。
しかしそれはあくまで本人の頭の中での話です。
実際に学校のテスト問題を理解し、正解を導き出せなければ区別がついているとは言えません。
i-formではこういう生徒に対して「言葉の意味」を答えさせます。
今の例でいえば、図形を示してその名前を生徒に答えさせます。
生徒は「わからない」と言うことが多いですが、
「わからない」は許しません。
既に学校で習っている範囲であるので記憶には残っているはずだし、生徒の顔には
「もしかしてこうじゃないかなあー」
と書いてあるのです。
間違ったら嫌だから答えないのであり、そんな甘えを許していたら
「自分なりの答えを提出する」
という目標が達成できません。
生徒が何らかの回答をするまでしつこく質問を続けます。
生徒は初め
「絶対間違ってると思うけど…」
「きっと違うけど…」
といった予防線を張りながら恐る恐る答えることが多いですが、慣れてくると怯えずにこたえられるようになり、そのうち間違ったって平気になります。
これを続けることにより、意味がはっきりわかる言葉が増えていき、生徒は自信がついていきます。
次回は②音読についてお話しします。