こんにちは。i-form担当講師の渡辺です。今回は忘れ物の多い生徒についてです。

小中学生の保護者の方で、お子さんの忘れ物にお困りの方がいらっしゃるかと思います。
教科書・ノート・提出物を持って行き忘れる、
プリントを親御さんに出し忘れる、
などで困っている、
「気を付けて」
とか
「ちゃんと出して」
とか言っても一向に改善されない、こういうことはありませんか?

i-formにも忘れ物をする生徒が多くいます。
宿題と筆箱を忘れる生徒が多いですが、「持ってくるように」とだけ言っても改善はされません。持ち物管理は必要なことだと説いても
「忘れてしまうのだから仕方がない、僕は悪くない」
と責任放棄して開き直っている生徒が多いです。
必要なものを持ってくる、これができないと日々の生活で困るでしょうし、将来、生活や仕事をしていくことができません
たとえ物の管理が大変苦手で管理しきれなかったとしても、初めから責任放棄していたり、管理を他人に押し付けていたりしたら、印象が悪くて他人から助けてもらえず本人が困ることになります。
ですから

・物の管理責任は本人にあると自覚する
・忘れないような対策を打つ
・それでもだめなら他人にお願いして手伝ってもらう

物の管理が苦手な人はこの手続きを踏まねばなりません。
そのためi-formでは上記の手続きを踏めるような忘れ物対策を行っております。


①責任は本人にあることの確認

物の管理は本人の責任です。
ですから物の管理を自分でやることの大切さを本人に話します
もちろん、言い聞かせただけでは忘れ物が無くなりはしません。言い聞かせることはその後の土台作りのようなもので、「物の管理は必要」という一般論の存在を知らしめることがまず大事なのです。
忘れ物が多い子は真面目な話をしているときに全然聞いていなかったりヘラヘラしていたりすることが多いので、「物の管理は必要」と言う話もまともに聞こうとはしません。腹が立ちますが、とにかく言い聞かせます。忘れ物について真面目に話をする大人が一人だけでもいることを示すと、子どもは「あ、忘れ物はまずいんだな」と思います。


②具体策を打つ

「持ってくるように」と言っただけでは持ってくるようになりません。具体的な対策を生徒と一緒に考えます。

例えば「前日の夜に塾の準備をする」です。これを生徒と確認します。

これだけで直ればよいですが、大体の生徒が準備をすること自体を覚えていなくて、結局忘れ物をします。
そこで次には塾のカバンを決めて、そこに入れっぱなしにしておく、宿題をやったらすぐにカバンにしまう」
ことを決めます。これは少しは効果があります。
それでもだめなら「家のドアに『持ち物確認!』と書いた張り紙をする」「部屋のドアに『月曜日の塾の宿題を忘れない』という張り紙をする」
などと重ねて対策します。

また「土曜日の午前中に塾の宿題をする」というように宿題のプリントを取り出す日時を決めることもよいでしょう。


③日時の管理

②のような対策を取るだけでは効果が低いのが現状です。
忘れ物が多い生徒には、カレンダーや時計を読まない・読めない生徒が多いです。もし読めたとしてもそれは単に「読める」だけで、読んだ時計とカレンダーに基づいて、いつまでに何をすればよいか考えて行動することが出来ません。そういう生徒は塾の授業当日の親御さんに言われて初めて塾の授業日だということを思い出し、あわてて準備して忘れ物をします。
この生徒にはまず時計とカレンダーを読む指導をします。

・時計と時間割から今が何時間目か見極める

・今日が何月何日何曜日か言う
・あと何分で授業が終わるか聞く
・一日八日二十日の言い方確認

などです。
日時を行動と結び付けられるようになった後、塾の授業がいつあるか・いつ宿題をすればよいかを一緒に考え、宿題のプリントはどう扱うかという相談をします。日時を気にしていない子に物の管理は無理なので、まずは時間の管理からです。


i-formでは以上のような忘れ物対策をしております。
お子様の忘れ物でお困りの親御さんがいらっしゃいましたら、ぜひi-formにご相談ください。

 

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