みなさんこんにちは。i-form(アイフォーム)担当講師の渡辺です。

みなさんはお子様から「わかってる!」と反抗されたことはありませんか?

 

「早くお風呂に入りなさい」といったら「わかってる!」、

「宿題は終わったの?」と聞いたら「わかってる!」、

「早く寝なさい」といったら「わかってる!」

と、何を言ってもいちいち「わかってる!」と言い返してくる。

 

しかし「わかっている!」という割にはなかなかお風呂に入らない、宿題はしない、夜更かしをするなど、全然行動に移さない。

「全然わかってないじゃないか!」と言っても返ってくるのはやはり「わかってる!」で、イライラしてケンカになり疲れ果ててしまう、そんな経験はありませんか?

私の担当する生徒にもそんな子が何人かいます。

 

「正負の符号を間違えやすいから気を付けて」「わかってる!」

「疑問文の文末のクエスチョンマークを忘れないよう気を付けて」「わかってる!」

「peopleは『人々』という意味だよ」「わかってる!」

 

という具合に「わかってる」という言葉を連発します。

 

i-formは勉強の苦手な子のための補習塾ですが、

「わかってる!」とばかり言っている生徒は勉強ができるようにはなりません。

自分は分かっているから正しい・エライと考えていると、出来るようになるための練習をせず、いつまでもできるようにならないからです。

 

私はこのような生徒に対して

「わかってる」ことよりも「できる」こと・「実際にやる」ことに価値がある

ということを強調して指導しています。

 

たとえ「わかって」いたとしても「できな」かったら仕方がありません。反対に、わからなくてもできればよいのです。また、できなかったとしても「実際にやった」経験があれば、その後「できる」がやってくるかもしれません。

 

ですから

「わかってる」ことには価値を置かず「できる」こと・「実際にやる」こと

に価値を置いた話し方をします。

 

例えば、今挙げた、数学の正負の符号を間違えた生徒とのやり取りの続きは以下のようになります。

 

「正負の符号を間違えやすいから気を付けて」

「わかってる!」

「…できるの?」

「……わかってる!」

「『わかってる』じゃなくて、できて!出来るまで練習しよう」

「わかってるからしなくても大丈夫!」

「でも、できないよね?実際、今できなかったし。できるところみせてくれる?さあ、やろう」

 

そういって、できるまで問題練習をさせます。「わかってる」に「できる」で対抗するのです。こうすると、生徒は問題練習をするようになります。

 

「わかる」「わからない」は頭の中の話であるのに対して、「できる」「できない」は現実の話です。

自分が「わかっているかわかっていないか」は頭の中だけの見えない世界の話のため誤魔化すことができますが、自分が「できるかできないか」は目に見える世界の話ですから誤魔化しがききません。

そのため「わかってる!」という生徒は「できる」「できない」の話に弱いのです。

 

i-formではこのように、勉強面だけでなく、勉強以前の生活態度についても上記のような指導を行っております。

お子様の「わかってる!」にお困りの親御さんは一度i-formにご相談ください。

 

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