前回は講師にイタズラする生徒についてでした。

今回は二つ目のタイプで、一方的に話しまくる生徒です。

その対処法は負けずにこちらもしゃべり返すことです。

 

i-formでは「お話し放題」を行っています。(→お話し放題についてはこちら)

そのため、生徒の中にはずっとしゃべっている生徒もいます。

 

話すのは良いのですが、講師にとって生徒の話が面白くないことが結構あります。

年齢が違うので、興味のある話題や、理解できる内容にズレがあるからです。

ですから、困ってしまうことが多いです。

※生徒撮影。写真は講師の渡辺です。

 

例えば、ポケモンの話です。

私は昭和63年生まれで、小学生の時にポケモンが発売されました。

そのため、ごく初期のゲームボーイソフト「ポケットモンスター」(赤・緑・青)のことならわかります。

しかしその後の続編のことはよくわからず、知らないモンスター、知らないステージ、知らないシステムの話を一方的にされても、つまらないのです。

話を聞いてあげたほうが良いのか?と思い、生徒の話を「はいはい」と聞きますが、不満がたまってしまいます。

 

「なんで俺のわからない話をし続けるんだ!」

 

と、ほとんど私は怒ってしまいます。

相手が理解できない話を続けて何が楽しいのだろう?と思います。

反応が薄い相手によく話し続けられるものだとも思います。

変だなあ…と思っていたのですが、あることに思い至りました。

 

話をただ聞かれているだけの生徒の方もやっぱりつまらないのではないか?と。

 

そこで、会話に変化をもたせようと、質問を返すようにしたのです。

例えば、ポケモンの話で言えば、

「そのモンスターは、何の動物がモチーフなの?」

「その街は住宅街?オフィス街?リゾート?」

「オスとメスがいるの?オスの方が攻撃力高かったり、メスの方が体力があったりするの?」

といった風にです。

 

私の理解が届く範囲に持っていきますと、不満がなくなっていき、会話が苦ではなくなっていきます

生徒の方も「自分の話に興味を持ってもらえた」と思ってうれしいのか、私への態度が軟化し、素直さが見えるようになった気がします。

授業時間中に全く勉強しなかった生徒が「仕方がねえなあ、お前の顔に免じて授業を受けてやるよ」とばかりに、何とか授業を受けるようになったこともあります。

 

子どもが大人の感情を逆なですることは良くないことだと思われています。

大人が子どもの前で感情をあらわにすることも好ましくないとされています。

しかし、きちんと感情を表現することで、よい人間関係を築くことができます。

 

だから、変に気を遣わずに、

 

カミナリオヤジなんか怒らしちまえ!

 

→カミナリオヤジを怒らせろ①はこちら

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