皆さん、こんにちは。【i-form(アイフォーム)】代表の斉藤です。

今回は、勉強が苦手な子向けの対策方法について。

勉強が苦手な子は、皆同じ理由で勉強が出来ないわけではありません。できない理由は人それぞれで、対処法も皆違います。

i-formでは、勉強ができない生徒を幾つかのタイプに分け、対応を変えています。

 

1、単に今までさぼっていた
一番シンプルな理由ですね。ガンガンやらせれば大丈夫!
ただ、後述の「耐久力が低い」場合は、長い時間を掛ける必要があるかもしれません。

2、処理速度や作業記憶が弱い場合
人から「おっとりしている」「物静か」「ゆっくりさん」などと言われる事が多いかもしれません。
単に性格が「おっとり」というだけで、勉強に影響がなければ問題ないのでしょう。
しかし、成績が低い場合は問題です。もしかしたら、「処理速度」「作業記憶」と呼ばれる能力が弱いことが原因かもしれません。
「処理速度」「作業記憶」は共に意識して鍛えないと伸びにくいものですが、不可能なわけではありません。
しかし、単に学校に通ったり普通の塾に通ったりしているだけでは伸びにくいのは事実です。
i-formでは、放課後等デイサービスの「ひまわり学習教室」と連携して、療育的な手法を取り入れながら指導します。

3、耐久力が低いタイプ
「人よりも極端に疲れやすい」「学校に通うだけで精一杯」
かつての教え子にも、一日90分以上勉強すると疲れて次の日熱を出してしまう子がいました。
その時は、「知恵熱って本当にあったんだ!」と思いましたが、精神的、肉体的な耐久力が低い場合は「努力すること」そのものが難しい場合があります。

対策としては、時間を決めて「これだけでいいよ!」などと心理的負担を軽くし、負荷をかけすぎないことが重要です。

4、性格傾向(精神面)が原因の場合
・価値基準がずれていて、人の気持ちを類推できない。
国語で「空はどんよりと曇り、彼の足取りは重かった」と書いてあっても、「え?疲れてたんでしょ?」などという反応。
・小学生なのに「死ね、クソ」など悪い言葉を多用する。
家庭や学校の環境によりますが、女の子でもあり得ます。全てに対し、雑な考え方をすることが多いです。

他にも多数ありますが、対処法として共通なのは、否定も肯定もせず「そうか、そう思うんだね」といった、
「あなたの話を聴いているよ」というメッセージを出してコミュニケーションを深めることです。
信頼関係が醸成されたら、少しずつ他者の考え方や感じ方を伝え、捉え方のギャップを解消していきます。

 

もちろん、勉強が苦手な子には色々な背景状況があり、タイプ分けは上記の4つだけではありません。
しかし、どのような状況にせよ、年齢が上がれば上がるほど対処は難しくなります。

特に、中学校に入ると子どもの自我が固まってきますので、話を素直に聞き入れなくなってきます。
出来れば小学校低学年からの対策が望ましいですね。

 

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