みなさんこんにちは。i-form担当講師の渡辺です。

私は勉強が苦手な生徒を中心に指導しておりますが、不正解だった漢字や計算問題の解説をすると
「知ってた」「わかってた」
と知ったかぶって、変に強がる生徒が多数います。

幼児ならばかわいいものですが、小学校の高学年や中学校の生徒が変に強がっていると問題です。

第1に、事実を捻じ曲げています。「知ってた」「わかってた」のならば、正解できたはずです。正解できていなかったら「知ってた」「わかってた」はウソになります。

第2に自分のことを「本当は分かっている」とか「本当はできる」とか思い込むと、何がわかっていて何がわからないのか、何が出来て何が出来ないのか、本人にも分からなくなってしまいます。これでは勉強以前に、物事を頭で整理することが出来ないでしょう。

第3に人間関係に支障が出ます。一般的に人は、事実を捻じ曲げて話をする人やわからないくせに「わかる」と主張する人と話をすると疲れます。知ったかぶる生徒は人を疲れさせて、先生や友人など周囲の人とうまくいかなくなる可能性があります。

 

これらの問題に対処するため、i-formでは生徒の言葉遣いを指導しています。

正解できなかった問題に対して「知ってた」「わかってた」と言う生徒にはまず、

「わかってたなら初めからそう書きなさい。わかってなかったからできなかったんでしょ?」

と指摘し、「わからない」「できない」を突きつけます。

次に「知ってた」「わかってた」ではない別の言い方を教えます。

「悔しい」と素直に言う
「言われてみれば簡単なのに…」「喉まで出かかっていたのに…」と嘆く
「二択で迷って間違えました」「間違ったら嫌だから、思い浮かんだ答えを書きませんでした」と自分の心の揺れを伝える

などと言う表現方法がありますので、これらの表現を使うように指導します。

 

知ったかぶりの生徒は自分の気持ちを表現する方法を知らないだけであることが多いため、表現方法を教えれば落ち着きます。落ち着けば自分の現状を冷静に捉えることが出来るようになり、頭の中が整理できます。これが出来て初めて勉強に向き合うことが出来ます。

 

知ったかぶって勉強に向き合えないお子さんにお困りの保護者の方はいらっしゃいませんか?是非一度i-formにご相談ください。

 

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