皆さん、こんにちは。葛西の補修塾【i-form(アイフォーム)】代表の斉藤です。
さて、皆さんは「ワーキングメモリー」という言葉をご存知ですか?
ワーキングメモリーは認知心理学の用語で、大雑把に言うと
「何か作業する目的で、一瞬だけ事柄を覚えておく能力」です。
「学校で黒板をノートに写す能力」と言えばわかりやすいでしょうか。
ワーキングメモリーが低いと、何度も黒板を見ないといけないので、書くスピードが遅くなります。
ノートを書くことが苦手な子は、ワーキングメモリーが低いことが原因の場合がありますね。
また、丸つけをする時、本当は間違えているのに○にしてしまったり、どこに何が書いてあるのか探すのが苦手だったりします。
複雑な指示が通りにくかったり、解説されても言っていることがよくわからないので「ポカーン」と無反応だったりします。
「打てば響く」の逆で「打っても響かない」感覚ですね。
そのため、「勉強が苦手→ワーキングメモリーの低さが原因」ということは、十分考えられます。
勉強が苦手な場合で、
「おっとりしている」
「ぼんやりしている」
などと学校の先生に言われたりする場合は要注意ですね。
といっても、この場合の「ワーキングメモリーが低い」というのは、「周囲の同学年生と比べて低い」というだけで、当然低年齢のうちは大人と比べて低いのは当たり前です。
ですから、一概に「おっとりしている」「書き写す能力等が低い」からといって、心配しすぎないでくださいね。
さて、このワーキングメモリー、どうすれば鍛えられるでしょうか。
できたら鍛えたいですね。体で言えば、筋トレのようなものにあたりますから。
しかし、、、
結論から言うと、ワーキングメモリーを鍛えることに関しては
「意味がない」
「無理」
「効果が実証されていない」
などなど、否定的な事がよく言われます。
ただ、今現在研究が進んでいるので、「効果出ます!能力上がった実績もあります!」という研究成果や、訓練プログラムなどについて、見たことはあります。
しかし、まだ研究途上であること、
プログラムの受講にはお金がかかること
などなど、「是非オススメです!」とは言い難いのが実情です。
そこで私がオススメしたいのは・・・
ズバリ、【お母さんの家事手伝い】です!!
しかも、単に手伝うのではなく、一人で、責任を持って、段取りや手順を考えながらやるものが最適です。
一番いいのは、「レシピ本を見ながらの料理」でしょうか。
まず最初に、鍋を準備して、〇〇を切って、その間に△△をレンジでチンしておいて、、、など、
メニューとして知ってはいるけれど、段取りを考えてやっていかないと上手くいかないレシピがいいですね。
肉じゃが、パスタ(ソースも自作)など、なんでも大丈夫です。
これなら、家事能力も上がり、ワーキングメモリーも(多分)鍛えられ、
何よりも「お母さんが楽になり」ます!
ぜひ一度、お子様と話し合ってみてはいかがでしょうか。
アイフォームでは、通常の塾とは違い、「勉強ができない理由」についても切り込んでいきますし、
授業を通じて「勉強の基礎能力」を身に着けていきます。
お勉強が苦手なお子様のことでご相談がありましたら、ぜひ下記相談フォームよりお問い合わせください。