皆さん、こんにちは。葛西の塾【i-form】(アイフォーム)代表の斉藤です。
さて、勉強が苦手な場合、何に原因があるのでしょうか。
今回は、勉強範囲の点から、原因を書きたいと思います。
<高校受験のために小学5年の勉強がある>
例えば、中学3年生の「2次関数」の範囲で点を取りたいとします。
U字型のグラフに見覚えがあるかもしれませんね。入試には確実に出題されます。
この範囲で点を取るには、中2の「1次関数」の考え方や解き方が必要です。
さらに一次関数には、中学1年生の「比例・反比例」の範囲の勉強が必要です。
中1の比例・反比例の基礎は、小学6年生で同じ名前で教科書に載っています(p122~)。
さらに、
小学5年生の教科書にすでに比例の問題が出ています。(小5上巻p30~)。
つまり、「小5の時点でしっかり勉強していなかったら、その応用である小6~中3の範囲を理解することは難しい」ということです。
そして、小5,6年生では、毎日1時間半、中学1,2年生では毎日2時間の勉強が推奨されています。
つまり、もし小5からほとんど勉強しておらず、中3から本気を出して勉強しようとした場合・・・
年間300日勉強すると仮定しても、
小5で300×1.5=450
小6で300×1.5=450
中1で300×2=600
中2で300×2=600
合計2,100時間の勉強が足りないことになります!
中学3年生の推奨勉強時間である一日2.5時間の勉強をしながら、さらに2,100時間の勉強をすることは可能でしょうか。
当たり前ですが、不可能です!
中3で同じく300日勉強すると仮定すると、2100÷300=7
一日7時間の「追加の勉強時間」が必要となります。
物理的に不可能であり、多少の根性論でカバーできる範囲ではありません。
もし、今あなたが小学生で、勉強が苦手(小学校のテストで60点くらい)なら、是非早めの対策をお勧めします。