皆さん、こんにちは。i-form代表の斉藤です。

今回は、i-formで、提出物が終わらない生徒に対し、根気よく向き合う理由について書きます。

さて、「テスト前に提出物が終わっていない」という生徒は、多くの塾にいるでしょう。
彼らは普通、先生に叱られます。あまりにも続くともう怒られなくなり、見捨てられるでしょう。いわゆる「最低限の授業だけする、オキャクサマ」というやつです。
しかし、斉学舎では、こういった生徒こそ丁寧に向き合うべきだと考えています。

先日、テスト直前の授業で起きた、ある出来事を紹介します。

<提出物が終わらない・答えを持ってきていない>
ある生徒が、テスト前日に提出物が終わっていない状態で塾に来ました。
前回のテストも同じ状況だったため、「今度は家で丸つけをすること」を約束していました。
今回も守られていません。仕方がなく、授業時間内で提出物を進めさせることにしました。

しかし、問題はそれだけではありません。「答えを塾に持ってきていない」のです。
そのため、提出物を進めるたびに教科書を確認し進めるという非効率な作業になりました。

さらに、授業中に提出物を進めていると、生徒は不満を漏らし始めました。
「こんなに課題が多いと終わるわけない」
「頑張りすぎて腰が痛いから、もうやりたくない」

確かに、課題の量が多いのは事実かもしれません。しかし、これは前もって計画的に取り組んでいれば回避できたはずです。

正直、自業自得ですね。普通の塾であれば、ここで先生はキレます。下手をすると退塾でしょう。
成績が上がらないことは確実ですし、他の生徒に悪影響が出る、と判断されるかもしれません。

ですが、i-formではそんな生徒も切り捨てず、感情的にならないで向き合います。
i-formは成績を上げることを目的とせず、上記のような
「勉強以前の基礎能力」を訓練する場だからです。

<根気よく向き合う理由>
こういった生徒に共通するのは、「計画性の欠如」と「自分に対する甘さ」です。
しかし、勉強が苦手な子どもにとっては、それが当たり前の感覚になっていることもあります。
ですから、斉学舎では怒るのではなく、根気よく同じことを何度でも伝えます。

今回のケースでも、「提出物を終わらせる→丸つけをする」という基本的な流れを繰り返し指導しました。
もちろん、次回同じ状況にならないよう、計画を一緒に立てるフォローも行います。

<成長は小さな積み重ねから>
「なんでまた同じことをやらないといけないの?」と思うこともあります。
しかし、こうした地道な指導を続けることで、生徒は少しずつ成長していきます。
何度も繰り返す中で、彼らが「やればできる」という自信をつけていくことが、勉強嫌いを克服する第一歩です。

斉学舎では、生徒一人ひとりに合ったペースで、粘り強くサポートを続けていきます。
今回の生徒も、きっと次回は少しだけでも「変化」が見られると信じています。

<まとめ>
「自業自得」と思うような状況でも、斉学舎では生徒を見放しません。
指導者の忍耐が、未来の生徒の成長に繋がると信じているからです。
同じ課題に直面しているご家庭の方も、ぜひ一緒に根気よくお子さんを見守っていきましょう。

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