皆さん、こんにちは。i-form(斉学舎)代表の斉藤です。

今の中学生はスマートフォンやインターネットが生活の一部となっています。
しかし、多くの親御さんが「スマホばかり使っていて、勉強に集中できない」と悩んでいるのではないでしょうか?
過剰なスマホの使用が、学習に悪影響を及ぼすことは科学的にも示されています。
今回は、科学的根拠に基づいた『スマホ依存を解決し、学習とのバランスを取り戻すための方法』をご紹介します。

ただし!どれも、
「それが出来れば苦労しないよ!」
「やったけど継続できなかった!」
となりえるものですので、全て完璧に、というより、
出来ることを出来るだけ取り入れる、という程度で、
少しでも改善を図ってみて下さい。

では、参ります。

【科学的根拠に基づく学習とデジタル機器のバランスを整えるための5つのステップ】

<ステップ1:ルールを一緒に作ろう>
スマートフォンの使用を制限するルールを設定することは、依存を防ぐための基本です。
心理学研究によれば、ルールを親が一方的に決めるのではなく、子供と共同で作ることが、より効果的な自己管理につながるとされています(Deci & Ryan, 2000)。
例えば、1日1時間、特に勉強が終わった後にスマホを使うというルールを作り、子供が納得した上で実行することで、無理なく習慣化できます。

<ステップ2:スマホの利用目的を見直そう>
スマートフォンの使用方法によっては、学習の妨げになるだけでなく、依存のリスクが高まることが知られています。
研究では、SNSやゲームの過剰な使用が、脳の報酬系を過剰に刺激し、集中力や学習意欲を低下させることが確認されています(Dong et al., 2011)。
しかし、適切に使えば、スマホは学習に役立つツールにもなります。
斉学舎では、生徒に勉強用アプリやオンライン教材の利用を推奨しており、スマホを学習の一環として活用することで、学習効率を高めることが可能です。

<ステップ3:スマホに頼らない時間を作ろう>
定期的にスマホを手放し、オフラインで活動する時間を設けることは、脳のリフレッシュに非常に効果的です。
研究によれば、定期的にデジタルデトックスを行うことで、集中力や創造性が向上し、ストレスレベルも低下することが示されています(Kross et al., 2013)。
休日や放課後は、外で体を動かしたり、家族や友達と過ごす時間を増やすことで、自然とスマホに依存する時間を減らすことができます。

<ステップ4:勉強の「やる気スイッチ」を入れよう>
科学的に、子供のやる気を引き出すためには、内発的動機づけが重要だとされています(Ryan & Deci, 2000)。
つまり、「やらされる」勉強ではなく、自分で目的を持って取り組む勉強が長続きします。
斉学舎では、生徒一人ひとりのペースに合わせた学習をサポートし、達成感を感じられるような小さな目標設定を行っています。
これにより、勉強へのやる気が自然に引き出され、スマホを使いたいという衝動も抑えやすくなります。

<ステップ5:親も手本を見せよう>
親が子供に与える影響は大きいです。行動心理学では、子供は親の行動を模倣することが多いとされており(Bandura, 1977)、親がスマホを使う時間を減らすことが、子供のスマホ依存の軽減に効果的であるとされています。家族全体で「スマホを使わない時間」を設け、親自身も手本を示すことで、子供が健全なデジタル習慣を身につけやすくなります。

斉学舎では、スマホ依存や学習へのモチベーションの低下に悩む生徒たちを、科学的根拠に基づいた方法でしっかりとサポートしています。子供たちが自分自身で学び、スマホを上手に利用できるようになるためのお手伝いをさせていただきますので、ぜひご相談ください!

**参考文献**
– Bandura, A. (1977). Social learning theory. Prentice Hall.
– Deci, E. L., & Ryan, R. M. (2000). The “what” and “why” of goal pursuits: Human needs and the self-determination of behavior. Psychological inquiry, 11(4), 227-268.
– Dong, G., et al. (2011). Impaired inhibition and working memory in Internet addiction disorder: A functional magnetic resonance imaging study. Psychophysiology, 48(2), 265-271.
– Kross, E., et al. (2013). Facebook use predicts declines in subjective well-being in young adults. PloS one, 8(8), e69841.

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