皆さん、こんにちは。i-form(斉学舎)代表の斉藤です。

I-formには勉強な苦手な生徒たちがたくさんいます。ただ、一言で「勉強が苦手」と言っても、苦手な原因は様々です。
勉強に関する関心が低かった・低学年の時に相性の悪い先生にあたった・ある部分で躓いた時そのままにした、等々。
取るべき対応は色々ありますが、特に神経発達症(発達障がい)の子たちが勉強するには、特性に合わせた工夫が重要です。
注意欠陥多動症(ADHD)や学習障がい(LD)、自閉スペクトラム症(ASD)などの診断を受けた子供たちは、一般的な学習法では効果を得にくい場合があります。
以下に、発達障害の子どもがより効果的に学べるいくつかの勉強法を紹介します。

1. 短時間で集中する「ポモドーロ・テクニック」
発達障害の子どもは、長時間の集中が難しいことが多いです。ポモドーロ・テクニックは、25分間の勉強と5分間の休憩を繰り返す方法で、短時間に集中力を高めるのに適しています。このサイクルを繰り返すことで、疲れにくく、集中力が保たれやすくなります。

2. 視覚的サポートを活用
特にASDやLDの子どもには、視覚的なサポートが効果的です。例えば、学習内容を図やグラフ、色分けしたカードなどで整理すると、理解が深まりやすくなります。また、学習スケジュールを視覚的に示すことで、子どもが次に何をすべきかを把握しやすくなります。

3. 運動を取り入れる
ADHDの子どもには、身体を動かすことでエネルギーを消費し、落ち着いて学習に取り組めるようになることがあります。勉強の合間に軽い運動やストレッチを取り入れることで、集中力を取り戻しやすくなるため、勉強時間の効果が上がります。

4. 具体的な目標設定と褒めること
学習目標を具体的に設定し、達成感を得やすくすることが重要です。小さな目標を設定し、それを達成するごとに褒めることで、モチベーションを維持できます。発達障害の子どもは、達成感を得ることで次の学習への意欲を高める傾向があります。

5. 感覚過敏を考慮した学習環境
発達障害の子どもは、感覚過敏を持っていることが多いです。例えば、光や音に敏感な場合、勉強環境をできるだけ静かで落ち着いた場所にする、またはイヤーマフや遮光カーテンを使って学習環境を整えるとよいでしょう。快適な環境が整うことで、集中力が高まります。

6. 時間の使い方を見える化
時間の概念が理解しにくい子どもには、タイマーや時計を使って「残り何分で休憩できる」など、具体的な時間を視覚的に示すと、時間管理の感覚を養う手助けになります。時計やタイマーが目に見えることで、次の行動が明確になり、安心感を持って勉強に取り組めます。

7. 繰り返し学習の大切さ
発達障害の子どもは、新しい情報を定着させるのに時間がかかることがあります。繰り返し学習や復習を重視することで、記憶に残りやすくなります。同じ内容を異なる方法で繰り返すことで、理解が深まり、知識がしっかりと身につくようになります。

i-form(斉学舎)は塾ですので、「3」や「5」は難しい場面もありますね。出来る限り上記の対応を取り入れて授業を行っています。

ご家庭でも、是非ご活用ください!

i-form(斉学舎)へのお問合せはこちらから

コメントを残す