※前回(説明会に行きましょう①)の続きです。
説明会では何をするのか?
①学校の紹介
校長先生など高校の先生方から、学校の歴史・建学の精神・教育方針、力を入れている教育活動・学校行事、最近の進学実績などについてお話があります。在校生が学校紹介を行うこともあり、その高校に通う生徒の生の声が聞けることもあります。「話」だけではなく画像や動画を交えた学校紹介を行う高校もあります。
斉学舎のT先生は高校受験では第一志望に落ちてしまい、第二志望に進学しました。第二志望は進学実績しか見ておらず、校風を事前に把握していませんでした。実際に入学した後に「ふんどし一丁で遠泳」「夜中に山道を50㎞マラソン」「真冬に朝7時から柔道」といった行事があることを知り、覚悟もなしでやらされる羽目に…みなさんもこんな目に遭いたくなければ、「進学する可能性のある学校」の校風はしっかり把握しておきましょう。
②入試の説明
都立高校の入試にあまり多くの種類はありませんが、私立高校ではさまざまな入試方式が採用されており、複雑です。入試方式の変更、推薦・併願優遇の基準値の変更もあります。聞き逃さないようにしましょう。また、よく理解できないことや疑問に思ったことなどはメモをとっておきましょう。
推薦・併願優遇の基準値は入試の合否に直結しますので、絶対に間違えないようにしましょう。また、説明会に行く前に自分の「3科・5科・9科・換算の内申、持っている検定(英検・漢検の級など)、欠席・遅刻の回数・生徒会・委員会活動、部活動の実績」などの成績・その他の実績は把握しておきましょう。メモにしたほうが良いです。それらによって推薦・併願優遇などで加点されたり、反対に受験が不可能だったりする場合がありますので、高校側の説明と自分の成績とを照らし合わせる必要があります。
③学校見学・個別相談
多くの学校では、説明会終了後に学校見学をしたり、個別相談の時間を設けていたりします。特に、個別相談は高校の先生と直接話すことができる良い機会です。
私立高校では相談をしっかりしておくと、推薦・併願優遇の数値に足りなくても入学させてくれることがあります(斉学舎・i-formの生徒でもありました)。個別相談は必ずやりましょう。
説明会には他に、たくさんの学校が集まって行う合同説明会があります。
また、体験入学・見学会や、文化祭の一般参加などを通して、高校を知る機会は多くあります。
色々な手段で高校を知っていきましょう。
※次回に続きます。