前回、前々回と、中学校の成績のことについてお話ししました。

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今回は、中学校の成績が都立高校の一般入試でどのように利用されるのかについてお話ししたいと思います。

都立高校の一般入試では、「学力検査点」「調査書点」とを合計した総合得点順に合格者が選ばれます。

「学力検査点」は700点、「調査書点」は300点、総合得点は1000点満点です。

面接や実技を実施する高校ではさらにそれらの得点も加えた総合成績順となります。

 

1. 調査書
3年生の時の9教科の評定を使用し、次のように調査書点を算出します。

(葛西・西葛西エリアの中学では3年2学期の成績が使われることが多いですが、1学期の成績も参考にされることがあります)

① 換算内申を算出
学力検査の科目である5教科(国数英理社)は評定値そのまま、実技4教科は評定値を2倍して足し合わせます(65点満点)。

例えば、評定がオール3の生徒でしたら

5教科は3×5=15

実技4教科は3×2×4=24

換算内申は15+24=39

となります。

② ①で算出した換算内申を300点満点に拡大します。これが「調査書点」です。

 

 

2.学力検査
学力検査は5教科(国語・数学・英語・社会・理科)で実施され、各教科100点満点です。

(全日制課程は全校が5教科入試です)

5教科合計の得点を700点満点に拡大した数値が「学力検査点」となります。

 

 

学力検査点と調査書点の比重については、全校が7:3になっています

(定時制や通信制の高校の入試ですと、教科数や、学力検査点と調査書点の比重が変わってきます)

ですから、学校の成績は都立高校の入試で3割分の得点になるということです。

成績が3割と言いましても、学力検査でよほどの好成績でもとらない限り、普段の成績以上の都立高校に進むことはできません。

結局普段からコツコツ頑張ることが大事なのです。

 

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