【特性を活かした学びで、自己肯定感と学習意欲を育む】
こんにちは、I-form・斉学舎代表の斉藤です。
今回は、発達障がいの特性を持つお子さんが「自分に合った学び方」を見つけ、自己肯定感を高めていくための科学的アプローチについてお話しします。
発達障がいのお子さんが学習に困難を感じる場合、その多くはADHDや自閉スペクトラム症(ASD)など特有の認知特性が影響しています。
たとえば、ADHDのあるお子さんには、集中力の維持が難しい特性がありますが、同時に「短期集中で物事に熱中する力」を持っていることも多いのです。
また、ASDのお子さんには、視覚優位で物事を理解する力があり、パターン認識に優れているケースが多いことがわかっています。
これらの特性に合わせた指導法は、近年の教育心理学や認知神経科学の研究によって「特性に応じた学習法が、学習成果を高める」ことが明らかにされています。
特に、「マルチセンサリー・ラーニング」という、視覚・聴覚・触覚など複数の感覚を使って学ぶ方法が、発達障がいのお子さんの学習効果を高めることが示されています。
たとえば、触覚を使ったブロックやタイルでの計算練習、視覚的に情報を整理するマインドマップなどは、ASDやADHDの子どもたちにとって非常に有効な学習ツールです。
I-formでは、こうした科学的知見に基づき、個々のお子さんに最も効果的な学習方法を一緒に見つけていきます。
短時間の集中学習と休憩を交互に挟む「ポモドーロ・テクニック」を取り入れたり、視覚的に情報を整理できるノート術を教えたりすることで、学習の定着率を高めています。
実際に、こうした方法を使った生徒たちからは、「勉強が楽しくなった」「自分にもできると思えるようになった」という声も多く聞かれています。
また、「自己決定理論」によると、人は「自分で選んだ」という感覚を持つことでやる気が向上するとされています。
この理論を応用し、I-formでは生徒が主体的に学びの進め方を選べるようサポートしています。
たとえば、自分で学習目標や学習内容を決めさせ、その達成を細かく確認することを繰り返すことで、子どもたちは「自分で学びを進める力」を少しずつ身につけていきます。
発達障がいの特性を理解し、それに合った学び方を提供することで、お子さんが自己肯定感を育み、学ぶことに自信を持てるようになる。
これは、科学的にも実証されているアプローチです。I-formは、単に成績を上げるだけでなく、子どもたちが自分自身を肯定し、
「自分もできる」という気持ちで未来に向かえるよう、これからも全力でサポートしていきます。
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