皆さん、こんにちは。斉学舎・i-form代表の斉藤です。

さて、今回は「境界知能」について書きます。

お子様、もしくはその友人の方で、
・中学生なのに分数の通分が怪しい
・ロシアやアメリカの位置がわからない
・都道府県がわからない
など、極端に勉強が苦手な子はいませんか?

さらに、その子はサボっているわけではなく、ちゃんと頑張っていたりしませんか?

「境界知能」とはIQが70以上85未満で、「知的障がいではないが、考える力が平均よりも低い」という状態です。
人口の約14%を占め、学校の1クラスに5人いる割合です。
知的障がいではありません。しかし、本人や家族は学習や生活に困りごとを抱えていることが多いです。
(なお、文部科学省調査によると「発達障害の可能性がある」子は、人口の8.8%、クラスに3人です。)

実は、「頑張っても勉強が苦手な子」の多くは、この「境界知能」の可能性が高いです。

参考記事:プレジデントオンライン
参考図書:『ケーキの切れない非行少年たち』

小学校で70点未満、中学校で40点未満の子の多くは境界知能の可能性があります。
(通知表に2が半数以上ある等・不登校除く)

このくらいの学力の場合、塾に通ったとしても
1,授業で説明されてもよくわからない
2,わかったとしても、家に帰るとわからなくなる
3,宿題を出されても問題が解けない
この繰り返しとなり、学校の成績が上がりません。

では、これらの境界知能、もしくはそれが疑われる子は、どうすれば良いのでしょう。

次回は、具体的な対応策について書いてみようと思います。

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