前回は、小学生が随筆を書くことの困難についてお話ししました。
今回は、どうやって書くのかというお話です。
ズバリ
教科書を無視すること
です。
随筆の定義通りに
自分が見たことや聞いたこと、感じたことなどを気ままに書く
のです。
まずテーマ選びについてですが、マジメではないものでよいです。
例えば
「怖い番組を見た後トイレにいけない」
「透明高速道路じゃなくて東名高速道路だった」
「マイクを通した自分の声が思っていたのと違う」
「肉の脂身が気持ち悪くて食べられない」
「夜中に耳元で蚊の羽音がした時のイライラ」
などです。
自分に身近な話題が書きやすいです。
エピソードをただただ連ねるだけでもよく、無理して「まとめ」を書かなくてもよいです。
小学生ですから、感じたことをまず文章にすることが大事です。
次に文体ですが、話し言葉で書いてしまいましょう。
自分が普段使っている言葉で書かないと、考えていることや感じていることがうまく出てきません。
借り物の言葉では文章を書くことがつらくなります。
ですから好き勝手に書いちゃいましょう。
※ただし、知らない他人がその随筆を読むかもしれないことを考えて、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
場合によって、
・文末は「~です」「~ます」
・汚い言葉・乱暴な言葉などは避ける、もしくはソフトな表現に言い換える
といったことが必要になります。
以上のことを心がけて随筆を書いてみましょう。
書くことに対する抵抗はかなり減ります。
むしろ楽しくなりますよ!