皆さん、こんにちは。i-form・斉学舎代表の斉藤です。
さて、小中学生が勉強苦手なのは、いくつも理由がありえます。
最近は、以前より情報が入手しやすいので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、発達障がいや学習障がいがなどが理由のこともあります。
これらの障がいは、「グレーゾーン」という言い方があるくらいで、
診断など下りないレベルでも「そういう傾向がある」ことが多くあります。
ADHD(注意欠如・多動症)と断言は出来ないけれど、落ち着きないよね、とか
ASD(自閉スペクトラム症)と診断が降りるほどではないけれど、拘り強いよね、マイワールドあるよね、とか
LD(学習障がい)ってほどではないけど、なんでこんなに覚えられないんだ、とか
ちなみに、全小中学生の8.8%ほどが発達障がい、学習障がいだとの調査結果(文部科学省)があります。
では上記のように「勉強が苦手だな」と思った時、どう判断すればいいでしょうか。
まず最初に
「学校生活に支障があるか」を考えてください。
「生活」とは、学校の宿題が自分でできるか・授業を聞いて理解できるか等も含みます。
また、「支障」とは、学校の先生に「配慮してほしいな」という思いの強さ、と言ってもいいかもしれません。
「1人で宿題を解くことができない」
「授業を理解できない」
「先生に配慮してほしいことがある」
このような場合は、グレーゾーンかもしれません。
実際に配慮をお願いするには、診断書的なものが必要です(証拠が必要なため)。
ちなみに、小学校のテストで80点以下はとてもピンチです!
「小学校の85点=中学生の偏差値41」とお考えください。
次に気を付けた方が良いのが、
「友達・先生との関係」
・常に自分が正しいと思っている(ような言動をしてしまう)
・自分だけの世界観を持っていて、相手にそれを話してしまう、など
特に、保護者の方がそれに気づいていないことがあります。
(特に共働き・母子家庭などで忙しい場合)
「内申が低い!学校が楽しくなさそう!」
と思っていたら、こんな理由だったりするかもしれません。
勉強方法や進路の話になるのは、この二つの後です。
ぜひ最初はこの二つを気を付けてあげて下さい。
そのうえで、公的機関であれば「相談支援センター」や「はあとぽーと」に連絡すると良いでしょう。
もちろん、最初から公的機関に相談しにくければ、「i-form・斉学舎」に連絡しても大丈夫です。