みなさんこんにちは。i-form講師の渡辺です。
今回は生徒の語彙を増やすためにi-formで行っている指導についてお話ししたいと思います。

保護者の皆さんはお子様の語彙が少ないと感じたことはございませんか?

 

語彙とは1人の人間が持っている言葉の量のことです。人は言葉によって物事を考え、判断をし、表現をしますから、語彙は多ければ多いだけ思考力・判断力・表現力が高くなります。そのため学生は日常生活や学校生活の中で多くの言葉を学び、身に付けることが望ましいです。

 

反対に、語彙が少ないと思考力・判断力・表現力が低くなります。

語彙の少ない子の特徴として、以下のようなものが挙げられます。

・考えたり試したりせずにすぐ「わからない」と言う
・習ったことをすぐ忘れる
・ボンヤリしがち
・質問ができない
・記述問題や作文が苦手
・簡単な漢字も書かない
・時間管理や物の管理が苦手
・説明が苦手

 

i-formでは小学1年生漢字からの復習語彙を増やす指導として行っております。

 

まず小学1年生の漢字を一通り書かせて、書けなかった漢字を集めて50問テストを作成し、テストをします。80点を越えたら合格です。合格するまで毎週テストをして漢字の定着を図ります。書けなかった漢字については、授業中に意味や形の特徴を講師とともに確認します。合格まで大体1~3か月かかります。合格したら2年生の漢字を、それも合格したら3年生の漢字を、というように先に進みます。

真面目に練習して1週間で合格する生徒もいますが、勉強したその時だけ覚えていて結局忘れてしまうことがあります。そのため生徒には数週間~数か月後に再テストをして、きちんと定着しているか確認します。

 

漢字50問テストの狙いは簡単な漢字を「使える」ようにすることです。漢字の読み書きが出来ても肝腎の意味が分かっていなければその言葉を自由に使いこなすことが出来ません。自由に使いこなせない言葉は価値のないガラクタと同じですから、すぐに捨てられる=忘れられることになります。そのため、授業中に漢字の意味と形の特徴を確認することが大切です。「確認する」と申しましても、講師が生徒に「教える」のではなく、生徒に「質問」して答えさせるようにしています。例えば

講師「オガワってどういう意味か分かる?」
生徒「小さい川です」
講師「そのとおり」

講師「丸っていう字のどこを間違えたの?」
生徒「斜めの線を書かなくて、九と書いちゃいました」
講師「おお、わかってるじゃないか」

講師「ウテンってどういう意味なの?」
生徒「天気が雨ってことです」
講師「そうそう」

というようなやり取りをします。漢字テストのたびにこのやり取りをしますので、生徒は言葉の意味を何度も聞かれ、何度も答えることになります。教えられたことを受け身で聞くのではなく、自分自身が質問されたことを自分自身で答えますので、生徒の記憶に残りやすくなります

 

他にも
・絵カードで感情語を理解する・表現する
・「ひとつ、ふたつ、…、とお」「ついたち、ふつか、・・・、とおか、はつか」を使いこなせるように練習する
・親戚関係の言葉(オジサン、オジイサン、オバサン、オバアサン、サザエさんの家族関係など)を確認する
・今日が何月何日何曜日か答える
など、自信をもって日常語を使えるようになるための指導を行っております。

 

語彙の少ないお子様に不安をお感じの保護者の方は、ぜひi-formにご相談ください。

 

i-formへのお問い合わせはこちらから

コメントを残す